学食メシ24：安定の家常豆腐飯

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2024/11/23 17:42

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学食メシ24：安定の家常豆腐飯

家常豆腐饭12元（約206円）

ご飯の上から具材がかかっていると、盖浇饭（盖饭とも、ご飯の上から具材をかけたもの）になると思うんですが、これはご飯と具材が並んでいるので盖浇饭とは呼んでいないようです。

味はこれまた安定の味、全体的に甘めの味付けですが、たまに青椒（ピーマン・ししとう）が辛かったりします。全部が辛いのではなく、たまにものすごく辛いものが入っています。写真ではなかなか伝わりづらいですが、かなりのボリュームです。私には完食は無理です。

中華料理は概して量が多いです。それは飲食というものが、一人ではなく家族や仲間で圆桌（円卓）などテーブルを囲んで行われることから、複数で食べることを前提に作られているものが多いからだと思います。

ただ、会食となると、料理がたくさん出てきて食べきれず、毎回大量の残飯が出ることになります。会食は一般的に誰かが主催することが多く、友達同士でAA制（割り勘）で払うことを除けば、ほとんどが特定の人のおごりになります。

ここで重要になるのが、前菜・野菜・肉類・主食（ご飯か麺）・スープ・点心をまんべんなく注文し、皆に食べてもらうことです。味ももちろん重要ですが、より大切なのは自分がこれだけの料理を注文し、皆に食べさせることができるということを証明することです。ですから、食べ残しは良くないからと、皆が食べきれるような少量の料理を注文すると、小气（ケチ）な人だと思われることになります。

つまり、会食というのは、自分がみなにこれくらいのもてなしが出来ることを示すアピールの場であり、今後のつきあいが円滑になるように行う、すぐれて政治的行為なのです。もちろん、このような会食スタイルを嫌う人もいます。私もどちらかと言えば好きではないですが、たまに私も参加したり、自分がおごることになったりすることがあります。気づけば、こちらの生活文化にどっぷりとつかっていることに気づきます…。