热干面（熱乾麺）8元
素鸡（湯葉で作った鶏肉もどき）1.5元

計9.5元（約160円）


 湖北省武漢の人々のソウルフードです。


北京の炸酱面、山西の刀削面、河南の烩面、四川の担担面と並んで、中国五大面の一つです。


茹でた麺に、香油（ごま油）・芝麻酱（ごまのペースト）・榨菜（ザーサイ）・葱・胡椒などを上にかけた状態で客に提供します。


客は面と具と調味料を搅拌（混ぜ合わせる）してから食べます。太めでこしのある面と、胡麻の香りがポイントです。油っぽいのが難点です。


以前、武漢に日本の先生方と調査旅行に行ったとき、武漢駅でこれを食べました。武漢の大学に留学されていた先生がいて、腹が減った時はいつもこれを食べてたよ、とおっしゃってました。手軽に食べられるので、快餐（ファーストフード）でもあります。


熱乾麺といえば、昨年武漢の地下鉄の車内で、熱乾面を食べていたお姉さんを隣の客が注意したところ（さすがに匂いがきついですから）、お姉さんは聞く耳を持たず無視して食べ続けたそうです。そこで、ある客が携帯で（ネットにUPしようと）写真をとったら、お姉さんはそれにキレてその客の頭に面をかけるというオモロイ事件が発生したことを覚えています。食べたいのは分かりますが、もう少し我慢できなかったのでしょうか。


上海では、今年から地下鉄の車内で飲食をしてはいけないという《守则》（乗客が守るべき規則）が出されています。規則ですから、罰せられる事はありません。


ちなみに、これは車内あるあるですが、バスや電車の車内で柑橘系の香りがしてきた時、それは香水の匂いではなく、かなりの高確率で誰かが柑橘類を食べているのです。他人が食べる物って、ものすごく良い匂いがするんですね。