今夏の休暇は6月下旬から9月初旬まであり、ここ数年で最も長いようです。6月に入ると留学生の間で次のような言葉がかわされます。
「いつ帰る?」
「どこ行く?」
つまり、帰国と旅行について聞いているわけです。休暇中は授業はないので、帰国や旅行など、それぞれの過ごし方があるようです。
学内は、休暇中ということもあり閑散としていますが、大学では金儲けの為に教育の普及のために暑校(サマースクール)や研修会などが開かれており、お揃いのT恤(Tシャツ、参加者に支給されるか、買わされているかは分かりませんが...)を着た学生が歩いている姿が見られます。
さて、留学生ですが、私の周りはほとんどが帰国しており、宿舎内も閑散としております。残っている学生は、实习(インターン)や論文執筆、そして帰りたくともなかなか帰れない人々がいます(例えばあるアフリカから来た学生は、往復チケットが1万元以上〔約16万円以上〕するので、頻繁には帰れないと言っておりました。)
寮を管理する阿姨(働くおばさん)が憐れに思ったのか、餃子を一緒に食べないかと誘ってくれたりします。東北出身の阿姨ですが、色々と面倒をみてくれて有り難いかぎりです。手作り餃子は、店で出てくるものより格段に美味しいのです。
帰らない留学生のなかには、サマースクールに通う人もいます。私も以前、大学で中国語の夏期講習を受けたことがありますが、第一週で行くのをやめました。その理由は、夏期講座の先生(その多くは大学院生のアルバイトでした。)のレベルは、学期中の先生方には遠く及ばず、語学レベルの維持には良いかもしれませんが、自分で自分にあった学習をした方が効率的だと感じたことにあります。これは、あくまでも個人的な感想ですし、新学期から本格的な語学の勉強を始める方にとっては、いいのかもしれません。
さて、私がこうして駄文を書いているということは、帰国せず、旅行もせずに、宿舎・図書館・食堂を移動する生活(三点一线的生活=決まった場所を行き来するだけの味気ない生活)を送っているからにほかなりません…。
しかしながら、論文執筆のほかにも、学会の準備・日本語の授業・日本の先生方の来襲ご来訪と、意外とすることがあるのです。
ただ、時間はあるので、また学食メシ(特に夏のメニュー、冷麺について)を中心に日常生活についてをアップしていこうと思います。