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上海留学覚書

上海の片田舎から日常生活(食事・酒・煙草・雑念など)について綴ります。

手続き、聞きたくない言葉、“なんとかなるさ”

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手続き、聞きたくない言葉、“なんとかなるさ”



普段は特に不自由することなく生活していますが、唯一慣れないのが手続きです。一度で済むことはありません、担当者が不在とか、書類の発行に時間がかかるとか、新たな書類が必要だとか、ハンコが必要だとか、、、、なかなか順調に終わることはありません。


先日、续办签证ビザの更新)に行って来ました。まず学校に証明書を発行してもらってから、近くの公安局出入境管理局に行くのです。学校の事務室の先生には今回お世話になったので、日本のお菓子を渡すと、こぼれるような笑顔で受け取ってくれました。


ここで話を脱線しますと、贈り物はとても大事です。谢谢という言葉だけでは足りません。普段お世話になっている方には、やはり何か物を贈るとよいです。何を贈ればよいか迷うかもしれませんが、重要なのは何を贈るかではなく、モノを贈るという行為そのものなのです。これは賄賂というよりは、お世話になったことへの感謝と、今後も宜しくお願いしますという気持ちの表れです。


気持ちですから、贈る相手によってモノは当然変わってきます。お世話になっている先生には、それなりによいもの、お菓子でもきれいに包装されたもの、事務室の先生には量販店で売っている袋詰めのお菓子でも良いかもしれません。なかには、要らないと贈り物を拒絶する方もいるかもしれません。その際は、どうかその方の手に注目してください。口では要らないと言いながら、手は贈り物を受け取っていることもあります。一時帰国する際には、お世話になっている方には、出来るだけお土産を買うようにしています。


閑話休題、ビザの話ですが、普段行っている出入境管理局が工事中で開いていないというので、その時点で嫌な予感はありましたが、別の場所に行きました。中に入ると、50人以上の人が順番待ちをしており、そのほとんどがこれから出国しようという、こちらの人々です。5つある窓口のうち、開いているのは一つ。職員の方々はお昼ご飯を食べに行っているようです。いつも行く所は、外国人と中国人が分けられているのですが、ここは外国人専用窓口があるにもかかわらず、全く順番がまわってきません。たまりかねて、受付の茶髪の若いお姉さんに聞きに行くと、



「あぁ~~~ん?」(=何だって?という意味)




と言われました。分かります、私がゆっくりはっきり話せば、そんな事言いませんよね。でも、せめて「なに?」とか「もう一回言って」くらいの言葉が欲しいのです。結構ショックなんです。結局一時間半ほど待ち、やっと順番がまわってきました。手続き時間は体感で5秒くらいでした。無事に終わるか毎回心配なのですが、不安になるたびに、私は上海在住10年を越える先輩の金言をいつも思い出します。





「なんとかなるのが中国です!」





おっしゃるとおりで、いままで何とかなってきました。ただ、この先もなんとかなるかは分かりません。なので、なんとかなるようにするために、事前準備をしていきたいと思っています。





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