「过年」という言葉を見聞きする時期になりました。新年を祝うくらいの意味ですが、仕事をしている人にとってはもうすぐ正月休みだという感覚でしょうか。学生にとっても、期末試験が終われば帰省できる時期です。また授業のない大学院生などはすでに帰省しています(一般的に言って、院生は2年生以上になると講義がない。)
また、デパートやスーパーなどでは、对联や福字(“福”の字をかたどった飾り物)であふれかえり、それらはすべておめでたいことを表す赤色なので、売り場は突然真っ赤に染まります。また、こちらの人々にとって、正月休みを実家で過ごすというのは、一年の中で最も重要なイベントであるので、ほとんどの人が帰省します。
このように、いっけん外国人である私とは関係のない、旧正月ですが、一昨年あたりから、複数の知り合いから次のようなことを聞かれるようになりました。
你寒假回家吗?
冬休み帰省するのか?と聞いていますが、この言葉の本当の意味は、もし帰省するなら買ってきて欲しい物がある、という意味なのです。
代购(代理購入)、近年日本へ旅行する方々も増え、為替レートの変動や日本製品に対する認知度も以前にも増して上がってきたこともあり、日本へ行く(帰る)人に物品購入を頼むようになっているのです。
私の実感としては、一昨年あたりから色々と頼まれるようになったと記憶しています。では何を頼まれるのか?実際に頼まれたものとしては、粉ミルク・化粧品・キンドル・日本語書籍・キャラクターグッズ(某ファーストフード店とのコラボ限定商品、子供達と一緒に並んで購入したのはいい思い出です。)などでしょうか。
私としては出来るだけ要望に応えたいと思うのですが、無理してまでそのすべてに対応する必要はないと思っています。ですからやはり親密度によって、それぞれの対応を変えていくことになります。
こちらに来てから、なんだか打算的な人間になってしまったと思いますが、次回は具体的な対応方法(?)について書きたいと思います。