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上海留学覚書

上海の片田舎から日常生活(食事・酒・煙草・雑念など)について綴ります。

なぜ爆竹を鳴らすのか?


新年好!


今ではおめでたい時に、景気づけの意味を込めて鳴らしたり、おめでたい雰囲気を出すための道具となっている爆竹ですが、昔は辟邪(邪気を払う)ために竹を火にあぶって、そのはじける音を出しておりました。


南朝梁の時代
(502-557)の宗懍という人物が著した『荊楚歳時記』という書物があります。荊楚というのは、もともと春秋戦国に江南地方にあった楚という国名でしたが、その後楚国が支配した地域の名称となり、南朝梁の時代には、その中心地である江陵(現湖北省江陵県一帯)を指す地域名となりました。


つまり、本書は南朝梁の荊楚地域で行われた歳時(年中行事)を記したものです。その冒頭に「(正月一日)…雞鳴いて起く。先ず庭前に爆竹し、以て山臊の悪鬼を辟く。(原文:
鸡鸣而起,先于庭前爆竹,以辟山臊恶鬼。)」とあり、元旦の朝を迎えると、まず竹を燃やして破裂させ、その音によって人に悪さをする山臊という妖怪を驚かせ、近づかないようにさせると記されています。


つまり爆竹とは昔は災厄・邪気を避けるために行われていたことが分かります。ちなみに火薬によって爆発させる“鞭炮”が登場するのは、ものの本によると宋代からのようです。


邪気を避けるものとしては、爆竹のほかにも、画雞(雞の絵を描いたもの)を門に貼ったり、犬を門に磔にしたり桃板(桃の枝でつくったお札のようなもの)などがあります。ちなみに家の門は禍福の往来がなされる場所なので、そこに邪気を払うものを置いたりするわけです。現代では对聨などのおめでたい言葉や、縁起ものを貼ったりするようになっています。


さて、今年は外環内の爆竹禁止令が出たこともあり、とても静かな春節を迎えています。以前は擬声語で表すなら「ボボボ、ボコボコボコ」だったものが「ポコ、ポコ、ポコ」と散発的に聞こえるだけで、なんだか寂しささえ感じます。


そんなことを思いながら、おととい(8日・旧暦一月一日)自室で過ごしていたら、突然「ババババババ!!!」という爆音が響きました。そう、私が住んでいる建物の眼の前でおバカさんが誰かが爆竹を鳴らしやがったたのです。おめでたいのは分かります、ほとんどの人が実家に帰り静かなのも分かります、ただ、マンションの敷地内で爆竹を鳴らすんじゃないよと思いました。それは突然やってくるので、お尻が浮くほどびっくりします。



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