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上海留学覚書

上海の片田舎から日常生活(食事・酒・煙草・雑念など)について綴ります。

スーパーで“あられ”を買う

 

『東旺真牛辣条110g』  2.7元(約45円)

この商品を見たとき、思わず立ち止まりました。

粒状じゃない“あられ”ってあるんだ...。

買いました。

パッケージに書かれてある“あられ”・“アーモンド入り”とは何かを確かめるためです。

その結果、適当につけたらしく商品そのものとは無関係であることが分かりました。あられ・アーモンド、ともに発見できませんでした。

この商品は『辣条』と言い、加工した豆皮(湯葉)を辣椒(トウガラシ)などで味付けしたものです。
また、これは湖南省の特産品で、『東旺』とは湖南省の会社のようです。一般的に小吃(軽食・間食)あるいは下酒菜(酒の肴)として食べるものです。パッケージ上に“香辣”という言葉が見えますが、これは“辣”(唐辛子)と“香”(花椒〔山椒〕などでつけた香り)を指しております。食べると舌が痺れつつ辛い、という状態になります。

さて、“不可思議な”日本語表記のある商品は、スーパーの食品売り場などでよくみかけます。その代表的なものが、

『康師傅』の「鮮の毎日C」です。この「鮮」が新鮮を意味するなら、新鮮は日本語教育的に言えば「な」形容詞ですから、新鮮な毎日とすべきです。「の」は中国語の「的」や「之」に相当するので、その意味も前の語句の内容を後ろの体言に附加し、体言の内容を限定する働きであることは、両言語で変りません。

日本語がこちらの人々にどう受け入れられているのか、についてはとても興味があります。

本来、言葉は固定不変のものではなくて、新たな意味が付与されてもいいわけです。語法は必要ですが、「正しい○○語」という言葉は、“そうあるべきだ”という願望の体現であり、私はその言語を話す人々が抱く“幻想”であると思っています。「正しい」という言葉は、実は価値基準の一つであり、絶対的なものではなくて、正しい⇔間違いという相対的な判断に過ぎません。そうであれば、言語は“外側”から変化することも可能なはずです。

ですので、自国以外の様々な文化環境や言語環境において言語が使用され、新たな意味の生成や意味の変容(それが誤用から始まってもOK)が行われてこそ、その言語の生命力が維持され、活力もまた生まれてくると思うのです。

語学が専門でもないのに、取り乱しました。すいません。

ちなみに下は姉妹商品です。

画像検索をしていると、同系列の商品にはハングルなども記載されていたので、意味ではなく文字の形状で撰んでいるのではないかと思います。

その基準は何なのか?無駄な作業ですが引き続き調査したいと思います。

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