こちらのお見合い(相亲)は、友人や知り合いの紹介というパターンが圧倒的に多いです。
ある年の春節前、知り合いの日本人から「上海の老朋友の娘さんが結婚相手を探しているから、先方に連絡先を教えてもいい?」と連絡がありました。
聞くとその娘さんは外資系企業勤務で30代前半、両親は実家以外に上海郊外に家を4軒所有しているとのこと。どうせ連絡なんて来ないからと思い、軽い気持ちでOKすると、先方から電話が掛かってきました。
声の主は娘の事を心配する父親でした。お話を聞いてみると、この方はすでに退職されており、以前は某公的機関に勤めていて、外国企業ともつきあいがあって、その際に私の知り合いと出会ったようです。そんな身の上話をした後、次のようなことを聞いてきました。
「これからも上海で暮らす予定なのか?」
「上海人の女性と結婚しても問題ないか?」
予定は未定ですが、出来ればそのまま暮らしたいし、上海人の女性でも上海では結婚すると家事は男性がする傾向があるが全然問題ないと伝えると、「家は心配するな、一つあげるから。」と言われました。
そして、「春節明けにまた電話するから。」と言われ会話は終了。その後は当然ながら音沙汰なし…。端的に言えば、私はone of themだったわけです。候補者の一人というわけです。親御さんとしては何人にも声をかけて保険をかけるのもわかります。良い人が見つかったのだと思っています。
次回は、今月知り合いからのお見合いのお誘い(先方の写真付)について、書きたいと思います。