結婚する際の条件として、有车有房有存款が望ましいとされています。車・家・貯金、例えば20代の大学を出たての男性に求めるのは酷ですが、家族や親戚の協力によって、なんとかこれらを揃えるらしいです。
車や貯金はなんとかごまかせるなりますが、上海での家の購入はなかなか大変です。以前友人から聞いた話ですが、社会に出てまだ数年の男性が、付き合っている女性と結婚を決意したそうです。
女性の両親は、男性側に新居を要求しましたが、男性の家庭はそこまでの資金はなかったので、両親が今住んでいる家を売って、新居の購入資金を作ったそうです。
しかしながら、結婚の話は諸事情があり破談になったそうです…。もう悲劇というほかありません。新居を購入したとしても、新郎新婦は両親と同居確定…。
結婚する際に、家が必要でありながら、購入が困難なことは実は誰でも知っていることなのですが、面子を保つことの重要性、根強い"不動産信仰"、そして女性側の(家という財産があることに対する)安心感など、いくつかの理由によって、やはり家が必要だと認識されているようです。
では家がなくて、お金もない男子はどうするのか?基本的に結婚に対するハードルは上がりますが、世の中には「家はあるから、結婚してほしい」という女性も存在するのです。実は私も二度ほどお話をもらったことがあります。次回はその話について書きたいと思います。