郊外在住ですが、郊外でも相変わらず建設ラッシュが続いています。
私の住まいは学校の寮ですが、その隣に3年くらい前からマンションの建設が始まり、今年から入居が始まりました。リバーサイドなんとかという名前(建物の前に小川が流れているだけなんですが)のマンションですが、正直こんな辺鄙な場所に建てて人が住むんだろうか、と疑問に思っていました。
価格は地元の不動産屋で見てみると、大体250万元(約4019万円)くらいです。実際に入居が開始され、夜マンションに明かりが灯ると、結構入っています。こんな辺鄙な場所にあるマンションの入居率が高いのは、このマンションがいわゆる学区房だからです。
ざっくり言うと、このマンションに住んでいれば、付近の有名小中学校に通うことが出来るのです。有名学校に通う(=教育水準の高い学校に通う)には、その学校の定められた学区内に居住している必要があるわけです。
ですから、子供を持つ親御さんにとって、学区房は垂涎の的であり、必然的に価格が吊り上がるわけです。どうやら住宅事情(特に住宅価格の上昇)には、教育事情もからんでいるようです。
こちらの知り合いに、外地人(他省からやってきた人々)がこの学区房を購入したら、付近の学校に通えるのか聞いてみたところ、まず上海戸籍を取得する必要があるとのことでした。そもそも戸籍取得の前に、居住証を取得して云々という、色々ありますが、これは今度書きたいと思います…。