毎日飲んだくれているとあっと言う間に、帰国の日がやってきます。
「爆買」、最近はやりの言葉ですが、私はテレビでしか見たことがなく、滞在中も大量に物を買っている方々も見ることもなく、ある種の偏向報道なのかと思っていました。
ただ、私の実家は某政令指定都市にあるのですが、繁華街などでは目に見えて中国・韓国の方、それに欧米系の方の姿が多くなっておりました。彼らが眼で見て、感じて、考えたジャパンと、メディアの中のジャパンは同じだったのでしょうか?とても興味があります。
さて、私は春節後に帰国したので、電気店でも大量に買い込むお客を見る機会はありませんでした。店員さんに聞くと、「(客足は)だいぶ落ち着きましたねぇ。」とぐったりした顔で言われました。
頼まれ物を免税(8%)+銀聯カード使用(5%)=13%割引で購入した話は次回したいと思いますが、日本を離れる最後の最後で、とうとう見てしまいました。
税関審査を終えると、そこは、免税品とお土産品コーナー、、、ここは日本なのか?一応出国手続きをしてはいますが、まだ日本のはずです。そこは、主に中国・韓国の人々でごったがえし、買い物かごいっぱいのお土産、お互いに何を買ったとか、何を誰にあげるとか、騒がしく賑やかで、レジは大混雑。
私もお世話になっている人へ渡すお土産を購入したのですが、思わず店員さんに「我要三个袋子」と中国語で言ってしまう始末。完全に雰囲気に飲まれてしまいました。
ただ、冷静に考えると、これだけの観光客に来てもらって、お土産もたくさん買ってもらって、日本を少しでも知ってもらえるというのは、ある種の草根交流であり、政治的関係とは違う形の交流であるとも言えます。
ですから、これがマナーを守ってもらいながら常態化すれば、結果として両国関係もちょっとづつ民間レベルから良くなるかもしれないなと、思いました。
そんなことを考えながらも、私は彼らの購入するお土産について、一言いいたいのです。
なんで東京バナナを買うんですか?
なんでROYCE'のチョコレートを買うんですか?
なんで白い恋人を買うんですか(上海のファミマで売ってるぜ)?
博多通りもんのほうがずっと美味しいのに…
分かります、日本に行ったお土産ですもんね。でも地元民としては、少し淋しい思いがしました…。