1月下旬から寒假(冬休み)に入っています。今回の春節は2月19日で、次の学期は3月初めから始まるので、一か月強の休みになります。
市街地のキャンパスならいざ知らず、片田舎郊外のキャンパスはすることないので、ほんの数日で人がいなくなります。みな実家に帰るのです。
春節は実家で家族や親戚と過ごす。これは、こちらの人々にとって一年のなかで最も重要な行事といっても良いでしょう。これは何よりも家族・親戚を大事にするという考えから起こっているもので、ただでさえ出稼ぎや学業などでバラバラに暮らし、普段会う機会がないわけで、この時くらいは一緒に過ごそうとするようです。
ですから、春節に帰らない人は、“イタい人”扱いをされます。私も外国人ながら“なぜ帰らないの?”とたびたび聞かれます。“日本人は元旦が一番大事らしいね、春節は休みじゃないんだよね。”事情を分かっている人もいます。
学生で帰らずに宿舎にいる人々は、インターンをしている、卒論がまだ出来上がっていない、家族が上海に遊びに来る、などいろいろな事情がありますが、やはり春節は帰るというのが、こちらの人々のスタンダードな過ごし方です。
ということで、異邦人の私は↑の写真にあるように、水の備蓄も万全で、冬休みを宿舎で過ごす予定です。旅行などに行ければよいのですが、大人の事情で論文の追い込み宿舎・食堂・図書館を行き来する生活がしばらく続きそうです。
今後は時間をみつけて、閑古鳥が鳴く郊外キャンパスの様子をお伝えしたいと思います。