帰国する際に、必ず碟片(DVD)を買って帰ることにしています。お世話になっている先生で、中国の电视剧(ドラマ)が好きな方がいて、毎回楽しみにしているのです。
いつも近くの繁華街にあるDVD屋で購入しているのですが、最近なかなかドラマを観る時間がなく、並べられた新作DVDをみてもどれがよいのか分かりません。そこで、老板娘(店のおかみさん)に聞いてみると、「これとこれ、それからこれもよかったわよ。」と言いつつ、いくつかのDVDを紹介してくれました。
老板娘は暇なのか実際にドラマを観ているらしく、紹介されたものにハズレは余りありません。ただ一つ問題が、それは紹介してくれた作品のジャンルが、、、
大型抗日战争电视连续剧なのです。分かります、鉄板ネタですよね。日本をやっつけるという「ストーリー」にハズレはないし、最近は人性化、つまり人情や人間味のある内容になってきたらしく、“敵役”の日本人役も実際に日本人が演じている姿も見られ、ある意味「進化」を遂げているのかもしれません。
ただ、私は自ら進んで観ようとは思わないし、お世話になっている先生も「“抗日もの”はちょっと、、、。」と難色を示されるので、結局はいつも時代劇・スパイもの・恋愛ドラマなどを購入することになります。
以上の内容は、外国人というより日本人にありがちなものです。ちなみに、こちらの人々の抗日ものについての感想なんですが、後輩(♀)が「この前みた○○っていう抗日ドラマ面白かった!先輩も観たら?」と言って来たり(デリカシーはないのか!)、日本語をある学生達に教えていた時に、「先生は抗日ドラマって観るんですか?」とニヤニヤしながら聞いてきたりしますので、かれらの日常に存在するもののようです(知り合いの留学生は「来た当初はテレビでよく観てたけど、内容がデタラメだったから観るよヤメたよ、ハハハ」と言ってました)。