所用で日本に帰っていました。
上海に住んでもう5年以上、こちらの生活が日常で、日本滞在は非日常です。
毎回帰国するたびに、いつかは日本で暮らしたい、という思いが胸に去来します。
祖国があるというのは、とても幸せなことかもしれません。昨今の難民問題にもあるように、国に帰れない故郷喪失者も少なくないわけです。
一方で祖国のことが心配にもなります。平和や安定というのは、一国の問題というわけでもないですし、政治は基本的に政治家に任せるしかないですが、お互いが違いを認め合って、相互理解のもとで共生社会を構築できれば、少しは争いから遠のいた世の中になるのかなとも思います。
ある人が言っていました、昔は偉い人が現れて日中関係の改善を唱えていたけど、そんな時代はもう終わったんだ、むしろ今やそんな状態は不幸なんだ。これからは民間交流をとおして、徐々に細いパイプが出来て、お互いを理解するようにならないといけない、と言っていました。至言です。
とりとめもなく書いてしまいましたが、いつかは帰りたい国、それが私にとっての日本です。